2019年5月25日(土)

松本市と東洋計器、水道メーター無線検針 実用へ試験

2019/1/9 22:30
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長野県の松本市上下水道局と東洋計器(同市)は9日、あらゆるモノがネットにつながるIoT技術を活用した水道メーターの自動遠隔検針の実証試験を1月下旬から始めると発表した。KDDIの協力により次世代の無線技術を生かす。人手に頼っている検針業務の負担軽減などをめざす。

水道メーターの自動遠隔検針試験に使う無線装置

実証試験は松本市内の23カ所で3月末まで実施する。市役所のほか、市内西部・東部の山間地の世帯に新開発の無線機器を設置し、検針結果のデータが確実に送信できるかどうか確認する。

市内では約10万個の水道メーターがあり、人手で検針業務をこなしている。今回の試験の対象とする山間地は冬に積雪が多く、検針作業の負担も大きい。技術が実用化されれば、検針業務を効率化につながる。

さらに漏水の早期検知も可能になる。検針データを解析することで一人暮らしの高齢者の見守りサービスといった新たな事業にも発展できる。市は試験を通じて費用対効果を検証するほか、新サービスについても調査研究する。

東洋計器が開発した無線機器は水道メーターに接続して使う。低消費電力が特徴の無線技術「LPWA」の中でも携帯電話の基地局を使える「LTEカテゴリーM1」という規格に対応している。新たな基地局を整備する必要がなく、コスト低減につながる。将来は月額100円以下の料金をめざしたいという。

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