あざみ野―新百合ケ丘 地下鉄延伸に意欲、横浜市長
横浜市の林文子市長は9日の記者会見で、市営地下鉄ブルーラインを終点のあざみ野駅(同市青葉区)から小田急線・新百合ケ丘駅(川崎市麻生区)まで延伸する事業の是非について「路線化したい強い意志を持っている」と意欲を示した。3月末までに最終判断する見通しで今後、川崎市と事業費負担や新駅設置などについて協議を重ねていく。
同区間は約6キロメートル。延伸が実現すれば、両市の北西部から新幹線が停車するJR新横浜駅へのアクセスが良くなる。横浜市は16年の国の交通政策審議会による「事業化に向けて2市が合意形成を進めるべきだ」との答申を受け、事業化を検討してきた。
一方、川崎市の福田紀彦市長は4日の記者会見で「延伸が実現すれば(川崎市)北部地域へのインパクトは大きい」と述べたうえで、「中間駅やルート案について検討の途中で、まだ事業化を判断する段階ではない」と発言。「今年度中にも判断したい」との従来の方針を改めて示した。
関連企業・業界
業界: