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弘前大、明治安田など未病予測モデル開発 保険設計に活用

弘前大学と明治安田生命保険、広島大学発スタートアップ企業のミルテル(広島市)は共同で、健康診断から病気のリスクを算出する「未病予測モデル」を開発する。弘前大が持つ健康ビッグデータとミルテル独自の未病検査を連関させて精度の高い予測モデルを目指す。明治安田生命は健康増進型保険の設計などで活用し顧客サービス向上につなげる考えだ。

このほど弘前大大学院医学研究科に共同研究講座「未病科学研究講座」を設置した。

ミルテルの未病検査「テロメアテスト」は病気のかかりやすさを測る検査。染色体の端にあり加齢による疾患に関係しているテロメアの長さ(遺伝子強度)を測り遺伝子年齢を算出することで生活習慣によるテロメアへの影響が分かる。ストレスによる遺伝子の疲労度も測定する。遺伝子疲労度を測る対象となるのがテロメアの端にある「Gテール」で、これが短くなると疾患が発症しやすいという。

弘前大COI(革新的イノベーション創出プログラム)研究推進機構が14年にわたる住民の健康診断で蓄積した約2000項目の健康ビッグデータにテロメアテストを加え、生活習慣のデータと連関分析することで、どんな病気になりやすいかが健診結果からはじきだせる未病予測モデルを開発する。

Gテールは生活環境の改善によって伸ばすことができるため、予測モデルを使って具体的な生活習慣の改善をアドバイスすることができる。食生活や運動など生活習慣の改善に一定期間取り組んだ後、再びテストを受けテロメアの状態がどうなっているかで改善方法が適切かも分かる。

未病予測モデルは2019年度中の完成を目指す。明治安田生命はモデルが完成次第、4月から始める「みんなの健活プロジェクト」で活用する。健康増進型保険の保険料割引の根拠とするほか、契約者に簡易な未病リスク評価サービスやケアサービスを提供していく考えだ。

弘前大の未病教育の知見と明治安田生命の顧客との対面チャネルを組み合わせた「未病教育ツール」の開発も目指す。明治安田の営業職員による未病改善・疾病予防に関する情報提供とアドバイスで生活習慣病予備軍を減らすのが狙い。

明治安田生命保険の鈴木伸弥会長は「未病の定量化ができることで全国の4万人の営業職員が健康コンシェルジュとなって社会貢献できる」と話している。

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