リコー、RPA使い複合機のクラウド連携を容易に

2019/1/9 15:40
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日経クロステック

リコーは2019年1月8日、同社の最新複合機と外部のクラウドサービスを連携しやすくする「RICOH Intelligent WorkCore」の提供を開始すると発表した。「複合機で中小企業のクラウド活用を後押しし、生産性向上に寄与したい」とリコーの山下良則社長は話す。RICOH Intelligent WorkCoreの提供開始は1月23日。

リコーの山下良則社長

リコーの山下良則社長

リコーは新サービス向けに「会計・販売サービス連携」「製造生産管理サービス連携」など、外部のクラウドと連携するためのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を用意した。これらを使えば、請求書をスキャンするだけでクラウド側のOCR(光学的文字認識)機能が動作し、読み取った金額データなどを会計システムにRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で自動入力する、といった処理を容易に実現できるという。

リコーはこれまでもIT(情報技術)企業などの開発パートナーと共同で、複合機を使ったシステム連携の支援サービスを提供してきた。しかしOCRやデータ入力などの機能は、開発パートナーが構築し、動作検証をしなければならなかった。

これに対してRICOH Intelligent WorkCoreでは、従来開発パートナーが構築していた機能の多くを、動作検証済みのソフトウエアコンポーネントとしてリコーが用意する。複合機だけでなく360度カメラの「RICOH THETA」や電子白板の「RICOH Interactive Whiteboard」といった同社製品の動作も検証する。

リコーは19年春をめどに、RICOH Intelligent WorkCore向けのパートナープログラムを新設する予定だ。

「RICOH Intelligent WorkCore」の開発パートナー

「RICOH Intelligent WorkCore」の開発パートナー

新サービスの対象となる複合機は「RICOH IM Cシリーズ」。同機種の最大の特徴は、ファームウエアのメジャーバージョンアップを可能にしたこと。従来は不具合の修正程度だったが、新機能を追加するなど「業界で初めて新製品レベルのファームウエア更新をできるようにした。今後はスマートフォンのように、常に最新のソフトを提供していく」(山下社長)。

(日経 xTECH/日経SYSTEMS 矢口竜太郎)

[日経 xTECH 2019年1月8日掲載]

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