2019年1月22日(火)

コカイン摘発、増加傾向 他の薬物と同時使用も

社会
2019/1/9 11:50
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幻覚や妄想を引き起こし、最悪の場合は死に至る違法薬物コカインの所持や使用による摘発が増加傾向にあることが8日までに、捜査関係者への取材で分かった。2018年の押収量も近年では最も多かった13年の約120キロに届く勢い。大麻や合成麻薬など、他の違法薬物とコカインを同時使用する「多剤乱用者」も増えている。

押収されたコカイン(麻薬取締部提供)=共同

警察や海上保安庁、麻薬取締部などによる押収量は1995年から2012年にかけては04年の85.5キロを除き、数キロから30キロ台で推移していたが、13年に約124.1キロ、16年には約113.3キロを押収。18年8月には横浜港に入った貨物船から、一度の発見例としては過去2番目の多さとなる約115キロ(23億円相当)が発見、押収されている。

摘発者数は11年に100人を割り込み、13年には50人を下回ったが14年から増加に転じ、17年には185人に。18年も神奈川、神戸市などで20~30代の男女が摘発され、会社役員や自営業者も含まれていた。大麻や覚醒剤と比べ外国人の割合が高いという。

「同時に使うと、効き目が重なり、さらによくなる」と供述する摘発者もいる。四国厚生支局麻薬取締部は18年12月、乾燥大麻を所持していた疑いで、高松市の無職の20代女を現行犯逮捕。自宅からは約4グラムの乾燥大麻のほか、合成麻薬MDMA0.3グラム、コカイン0.7グラムも見つかった。

捜査関係者は危険ドラッグの規制強化を受け、薬物乱用者がコカインにも手を出すようになっていると指摘する。ただ詳しい流通経路は解明されていないといい「なぜ、ここまでコカインが増えているのか。背後関係を早急に明らかにする必要がある」と話している。〔共同〕

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