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「カエルの合唱」長さに法則、筑波大など 鳴き声解析

筑波大の合原一究助教らや大阪大の研究グループは、ニホンアマガエルが合唱するように鳴く時間をそろえていることを見つけた。複数匹いる場合の鳴き声を解析すると、数十秒単位では鳴くタイミングをずらしているが、10分単位では一斉に鳴いたり休んだりしていた。疲労を抑えながら長い時間、メスにアピールするためとみている。

ニホンアマガエルは鳴くのはオスで、繁殖のためと考えられている。鳴き声が重ならないようにタイミングをずらすといった規則性があることは知られていた。

研究グループは3匹のオスを1匹ずつオリに入れ、50センチメートルおきに直線上に並べた際の鳴き声を録音したデータを解析した。短い時間ではオス同士が鳴くタイミングをずらしているが、長い時間では鳴いている期間をそろえていた。

合唱の法則性を再現する計算モデルも作った。カエルは鳴くたびに疲労するという仮説をもとに計算モデルを使って分析すると、実際の合唱を再現できたという。

この計算モデルは、あらゆるものがネットにつながるIoTで、無数の無線端末を効率的に通信する基盤技術に応用できる。近くにある端末同士が同時にデータを送って受け渡しに失敗するのを回避しながら、全体で通信と休止の状態を一斉に切り替えられるという。

成果は英国王立協会が出版する科学誌に掲載された。

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