2019年3月23日(土)

空母艦載機訓練を馬毛島移転 政府、地権者と買収合意へ

政治
2019/1/9 11:30
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米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地である馬毛島(鹿児島県西之表市)を巡り、政府と地権者が3月末までに売買契約を結ぶ見通しとなった。日米両政府が2011年に候補地に選定して以降、地権者との交渉が停滞していた。移転が実現すれば在日米軍の訓練環境が改善する。

政府関係者によると買収額は160億円程度。防衛省は島の大部分を所有する都内の開発会社と近く仮契約を結ぶ方向だ。早期の引き渡しを目指す。政府は当初、50億円弱の買収額を提示していたが、地権者側の希望額と大きな開きがあった。政府側が金額を上積みすることで大筋合意した。

馬毛島は種子島の西約12キロにある広さ約8平方キロの無人島。政府は買収後に自衛隊施設を整備し、米軍が共同使用できるようにする。

米軍はいまFCLPの訓練を硫黄島(東京都)で実施している。艦載機部隊は18年3月までに住宅密集地の米軍厚木基地(神奈川県)から米軍岩国基地(山口県)に移った。馬毛島は硫黄島に比べて岩国基地に近く、在日米軍には使いやすい。米側は日本政府に早期の買収決着を求めていた。

馬毛島をめぐっては外務、防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)が11年6月にまとめた共同文書でFCLPの移転候補地に明記していた。恒久的に施設を利用する方針を示している。

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