2019年9月20日(金)

バックカントリー遭難急増 位置発信器など対策模索

2019/1/9 9:50
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世界屈指とされるパウダースノーが人気の北海道で、外国人観光客の増加に伴い、コース外の天然の斜面をスキーやスノーボードで滑るバックカントリー(BC)での遭難が急増している。各スキー場は、カード型の位置情報発信器を貸し出すなど対策を模索する。

「富良野スキー場」が設置したBCへの出口をチェックするパトロール隊(北海道富良野市)=共同

道警によると、2014~15年のシーズンに、道内のBCの遭難者は23人(うち外国人6人)だったが、17~18年は76人(同48人)と急増した。

赤井川村の「キロロリゾート」では、昨年12月から1回千円で、BC客に発信器の貸し出しを始めた。1分に1度、電波を発し、リチウム電池で24時間以上稼働。スマートフォン用アプリと連動させ、持ち主の位置を地図上に示すことができる。スキー場に位置を伝え、救助を求めるためのヘルプボタンもあり、担当者は「身を守るために活用してほしい」と話す。

新潟県湯沢町の「かぐらスキー場」でも、17年からBC客向けに同様のサービスをしており、国内のスキー場などで今後、導入が進みそうだ。

北海道富良野市の「富良野スキー場」では、危険なルートを避けるよう、ゲレンデからBCへの出口を5カ所に制限。英文や写真入りの看板を設置し、装備について注意喚起している。昨年12月からは、捜索活動に備え、パトロール隊が作成した詳細な山岳地図を道警と共有することにした。

道警はこうした取り組みとは別に、ビーコン(電波受発信器)とスコップ、雪に埋まった人を捜すのに使う組み立て式の細い棒「プローブ」を持つなど、装備の徹底をスキーヤーらに呼び掛けている。〔共同〕

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