2019年3月19日(火)

独VW、電力小売りに参入 EVの普及促す

自動車・機械
ヨーロッパ
2019/1/9 2:41
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【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は8日、電力小売事業に参入すると発表した。再生可能エネルギー100%由来の電力や、電気自動車(EV)用の充電設備を家庭向けに販売する。VWのディーラーへの充電ステーション設置も広げる。EVを利用しやすい環境を整え、普及を促す狙いだ。

VWが20年に発売するEV「I.D.」のコンセプト車。EV普及のため周辺サービスも自前で整備する

電力小売・サービスを手がける子会社「エリ」をベルリンに設立する。電力小売りはEVの利用形態に合わせた複数の料金モデルを設定する。料金を柔軟に設定し、電力網の負荷を分散する。

家庭用の充電設備は一晩かけて充電する11キロワットのタイプと、高機能の22キロワットのタイプをそろえる。22キロワットのタイプは家庭用の太陽電池と接続し、EVにためた電気を電力網に販売することもできる。

顧客の外出先での電池切れの不安も取り除く。2020年までに欧州連合(EU)に約4千あるVWの販売店や提携先すべてに充電ステーションを設置する。VWの従業員駐車場でのステーションの数も現在の5倍以上の5千カ所以上に増やす。

VWは次世代の主力と位置付けるEV「I.D.」シリーズを20年から順次発売する。周辺サービスも自前で整え、販売を軌道に乗せたい考えだ。エリの最高経営責任者(CEO)に就任するトーステン・ニクラス氏は声明で「エリの使命はeモビリティーをニッチから主流に押し上げることだ」と強調した。

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