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ファウラーも30歳、そろそろ実力に見合った勝利を
ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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2019/1/10 6:30
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新人のリッキー・ファウラー(米国)が2010年のライダーカップ(2年に1度開催される米国と欧州との団体対抗戦)の米国代表に名を連ねるのでは――。コーリー・ペイビン(米国)によるキャプテン推薦が発表される前にそんな噂が飛び交うと、あるベテラン選手がこう言ったのを覚えている。

そのキャリアにつきまとう「なぜ?」

「もう米国は、勝つ気がないんだな」

ペイビンの元には同様の皮肉めいた声が多く届いたが、それでもキャプテンはファウラーを選んだ。

30歳になったファウラー。まだ四大大会を勝ったことがない=AP

30歳になったファウラー。まだ四大大会を勝ったことがない=AP

実際に大会が始まり、初日のフォーサムで彼がルール違反を犯すと、「ほら、見たことか」などと批判もされたが、最終日のシングルマッチでは、最後に4連続バーディーを決めて引き分けに持ち込み、ファウラーは自分だけではなくペイビンさえ救った。結局、ファウラーの初陣は0勝1敗2分けに終わったものの、大会が終わるころには健闘をたたえる声も少なくなかった。

2年後、ファウラーはウェルズ・ファーゴ選手権で米ツアー初勝利をマーク。プレイオフでロリー・マキロイ(英国)とD・A・ポインツ(米国)を振り切った。次戦のプレイヤーズ選手権で2位タイとなると、世界ランキングは18位まで上昇している。

ところが、この年のライダーカップはキャプテンを務めたデービス・ラブ3世の推薦を得られず、出場を逃した。このときは前回とは逆の意味で、「なぜ?」という声が上がったが、ファウラーのその後のキャリアを見れば、この2回のライダーカップをめぐる不可解ないきさつは、それを象徴する。

結局、ファウラーのキャリアには、ふに落ちないことが多いのだ。

お金を稼ぎ出すことに関しては、優れている。彼はこれまで、218試合に出場し、3400万ドルあまりを稼ぎ出した。原動力はトップ10の多さだ。これまで65回を数え、確率はほぼ30%。莫大な賞金総額は、そうした安定感によって積み重ねられてきた。

しかし……である。高い確率でトップ10に入り、準優勝が13回もあるのに、米ツアーでの優勝回数はわずか4回。これはどういうことなのか。

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