2019年3月21日(木)

「日産に真の愛情と感謝」ゴーン元会長の意見陳述要旨

ゴーン退場
2019/1/8 13:04
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▼ゴーン容疑者の意見陳述の要旨は下記の通り

私はやっと公開の場で話す機会を得られたことに感謝している。自己弁護する機会を楽しみにしてきた。まず日産に対して真の愛情と感謝を伝えたい。

1、外国為替取引

私は家族の生活のために米ドルでの給与支払いを望んだが、日本円での契約を求められた。2008~09年の金融危機で、為替相場は乱高下した。誰も予知することができない嵐だった。銀行が早急に担保を増やすように求めたが、自身では応じることができなかった。私には2つの選択肢しかなかった。日産を辞めて退職金を受け取るか、日産に一時的に契約を付け替えるかだ。私は後者を選択した。

2、(サウジアラビアの実業家の)ハリド・ジュファリ氏

ジュファリ氏の企業は日産の資金提供の求めに協力し、(中東の)流通業者に絡む複雑な問題の解決に尽力してくれた。ジュファリ氏の企業には適切に報償を支払った。支払った金額は日産の適切な役職に対し開示され、承認を得ている。

3、金融商品取引法についての陳述

私が日産の最高経営責任者(CEO)である間、米フォード・モーターと米ゼネラル・モーターズ(GM)を含む4つの大企業が私を勧誘しようとした。提案はとても魅力的だったが、日産が大きな転機にある中、見捨てることはできなかった。日産は日本の伝統的な企業であり、私はこのことを深く考えていた。他社を選ばなかったが、自分の報酬水準について記録にとどめた。

検察の起訴内容とは異なり、私は日産から開示されていない報酬を受け取ったことはなく、開示されていない固定額を受けとるための契約を日産と交わしたこともない。私の理解では、退職後の報酬についての提案は社内外の弁護士によって見直されている。これは私が法を犯す意図がなかったことを示すものだ。

4、日産への貢献

人生の20年あまりもの時間を日産の再興と3社連合の構築に費やしてきた。1999年に日産は損失を出しながら250万台の自動車を販売していたが、2016年には利益を出しながら580万台を販売するまでに至った。数え切れないほどの雇用を日本で創出し、日産を日本経済の中心として再興させた。

5、結論

私にかけられた容疑は無実だ。根拠なく、不当に勾留されている。

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