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中国煙草、子会社が香港上場へ アジア市場を開拓

【香港=木原雄士】世界最大のたばこメーカー、中国煙草総公司の子会社が香港取引所に株式上場を申請した。1億ドル(約110億円)規模の資金を調達し、投資や買収、東南アジアを含む販売先の開拓に充てる計画だ。健康志向の高まりで、世界の紙巻きたばこの需要は今後減る見通し。世界シェアの4割を握る中国煙草が、今後どう海外市場を攻略するかなど、戦略に関心が集まる。

香港に拠点を置く中国煙草の国際部門、中煙国際(チャイナ・タバコ・インターナショナル)が上場を申請した。ブラジルや米国、アルゼンチンなどから葉たばこを輸入したり、中国煙草の製品を中国以外の免税店で販売したりするのが主力事業だ。2017年の売上高は78億香港ドル(約1100億円)だった。

中国煙草は喫煙者が3億人に上る中国で独占的にたばこの製造や販売を手掛ける国有企業。英調査会社ユーロモニターによると、世界の紙巻きたばこ市場の43%のシェアを握る。ただ、中国国内でも公共の場所で喫煙規制が広がるなど、販売の先行きは明るくない。

中煙国際は、煙の出ない加熱式たばこの輸出に参入するなど収益源の多角化をめざしている。上場で得た資金は新規投資やアジア市場の開拓、他の国際的なたばこ大手との戦略的な協力費用に充てる。世界的にたばこ事業に逆風が吹く中で、株式市場では上場の成否にも注目が集まっている。

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