2019年8月26日(月)

WHILL 車いす自動走行、20年に実用化

2019/1/7 14:46
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電動車いすを開発するスタートアップのWHILL(横浜市)は7日、歩道で車いすの自動走行技術を2020年に実用化すると発表した。人が乗った状態で障害物を検知すると自動で停止するほか、乗っていない状態では決められた場所に自動で戻る。長距離を歩いて移動する空港や商業施設、観光地などでの導入をめざす。

CESで披露する試作機

普及価格帯の「モデルC」を改造して自動走行ができるようにした。米ラスベガスで8日に開幕予定の家電・技術見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で試作機を披露する。

左右の肘置きの中にステレオカメラを2つ搭載し、進行方向の状況を把握。人が乗った状態での自動停止と、無人の状態での自動走行の機能を備えた。WHILLの福岡宗明最高技術責任者(CTO)は「最高速度が時速6キロメートルと遅い一方で、走行経路が車道に限定されるクルマと違い、多種多様な環境で走れるように対応する必要がある」と話す。

目的地まで利用者を送り届けて、自動で戻ってくることができる。空港や商業施設は導入すれば、利用者の介助や貸し出した車いすの回収にかかる人手を省ける。既にオランダのスキポール空港や英国のヒースロー空港などと実用化に向けた協議を進めている。

個人向けの電動車いすの販売に加えて、自社の車いすを活用した移動サービスを新たに提供する。私有地以外での利用は法規の整備が必要なため、まずは施設内で実用化する。将来は街中の歩道での利用も視野に入れており、杉江理最高経営責任者(CEO)は「駅から最終目的地を結ぶ『ラストワンマイル』を座って安全に移動できる手段が今は存在しないため、実用化したい」という。

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