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名古屋に響くシャンソン 協会設立30年広がる愛好家

シャンソンの愛好家団体「日仏シャンソン協会日本支局」が、名古屋市に設立されてから30年が過ぎた。本場の歌手や楽曲の紹介を通じてファン層を広げ、東海地方を中心に約600人が会員に登録。支局長を務める訳詞家の加藤修滋さん(69)は「フランスで名古屋はシャンソンの街と知られている」と誇らしげに話す。

シャンソンのライブハウス「カフェ・コンセール・エルム」でピアノを演奏する加藤修滋さん(左)(名古屋市)=日仏シャンソン協会提供・共同

同支局は、名古屋市千種区にあるシャンソンのライブハウス「カフェ・コンセール・エルム」の会員組織として、加藤さんらが1988年に結成した。ピアニストでもある加藤さんの人脈を生かし翌年、パリでメンバーが初めての海外公演を実施。現地の歌手との共演をきっかけに、本格的な交流が始まった。

フランスの国民的歌手シャルル・アズナブールさん(左)と加藤修滋さん(2004年5月、パリ)=日仏シャンソン協会提供・共同

フランスで人気があっても日本では知られていない歌手やメロディーは今でも多いという。フランスの有名ミュージシャンを「シャンソン大使」として91年から毎年、日本に招き全国ツアーを行うほか、両国のシンガーが互いのCDにナレーションで参加している。

2014年に92歳で亡くなった加藤さんの母ハツさんは、フランスの国民的歌手シャルル・アズナブールさん(18年死去)らに「日本のシャンソンの母」と慕われ、「エルム」に海外の歌い手を呼び寄せた。

加藤さん本人は多くの曲を訳詞し、音楽の普及に貢献したとして、フランス政府から1994年に芸術文化勲章シュバリエを受けた。

「エルム」では通常、日曜日を除き、支局の日本人メンバーらによるライブが開かれ、フランスのアーティストの名前が付いたオリジナルワインや話題のコンサート映像も楽しめる。

加藤さんは「歌は言葉の壁を越えて気持ちを結べる。これまでの交流は財産、発展させていきたい」と力を込めた。

〔共同〕

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