2019年3月19日(火)

ファーウェイ、半導体自前開発強化 安定調達狙いか

ファーウェイ
中国・台湾
2019/1/7 11:50
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【深圳=川上尚志】中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は7日、データセンターなど向けで自社ブランドの半導体を開発したと発表した。英半導体設計アーム・ホールディングスと組み、データ処理能力や省エネ性能を高めた。基幹部品である半導体の自前開発を広げ競争力の向上につなげる。米中貿易摩擦の長期化に対応し、半導体の調達を安定させる狙いもあるとみられる。

ファーウェイ(左)とアーム

開発した、電子機器の頭脳の役割を果たすCPU(中央演算処理装置)「Kunpeng920」は、競合他社の製品に比べデータ処理性能は25%高く、電力使用量は約3割抑えられるという。自社のデータセンターやサーバーなどで使い当面は外部に販売する予定はない。同CPUを使用するサーバーもあわせて開発した。

ファーウェイはこれまでも自社のスマートフォンなど向けのCPUを開発している。同社は7日に広東省深圳市の本社で記者会見を開き、販売戦略を統括する徐文偉取締役が今回開発した半導体について「アームと組み世界最高性能を実現した。クラウドサービスやビッグデータ活用の広がりに対応する」と語った。また同社は「長年にわたり投資した半導体の自社開発の成果の一部だ」とも強調した。

中国メーカーは半導体の多くを米企業から調達しており、自前調達が課題になっている。中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)は2018年に米国から半導体の供給を一時的に止められたことで経営難に陥った。中国政府は足元で1~2割台にとどまるとされる半導体の国内自給率を70%に高める目標を掲げている。

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