ドンキ、ユニーの買収完了 大原社長がユニー会長兼任
ドンキホーテホールディングス(HD)は4日、総合スーパー(GMS)のユニーを完全子会社化したと発表した。保有していた40%の株式に加え、同日付で残る60%をユニー・ファミリーマートホールディングスから282億円で取得した。有利子負債を含む業績への影響額は精査中という。買収に伴い、ユニー会長にはドンキHDの大原孝治社長が就いた。

ドンキHDは2017年11月にユニー・ファミマ傘下のユニーへ40%出資し、持ち分法適用会社とした。ユニーが運営するGMS「アピタ」「ピアゴ」の一部を共同運営店「MEGAドン・キホーテUNY」へ転換するなどドンキHD主導でテコ入れを進め、18年10月に完全子会社化を発表していた。
ユニーの佐古則男社長は4日付で代表権が外れ、ドンキHDの大原社長が代表権のある会長に就任した。同社は5年でユニーの100店舗を共同運営に切り替える方針で、「大原氏がスピード感を持って指揮するのが最適との判断」(ドンキHD)という。