2019年2月18日(月)

欧州株、軒並み下げ アップル下方修正が重荷に

ヨーロッパ
2019/1/4 4:29
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【ロンドン=中島裕介】米アップルが中国での需要低迷を理由に業績見通しを下方修正したことを受けて、3日の欧州主要国の株式相場はそろって値を下げた。米国との貿易戦争を抱える中国の景気減速への警戒感も強く、欧州株の重荷になっている。

ロンドン証券取引所=ロイター

ロンドン株式市場では英FTSE100種総合株価指数が反落。前日の終値に比べて0.62%安の6692.66で引けた。上昇する場面があったものの、欧州時間の3日午後に発表された米国の昨年12月の製造業景況感指数が市場予測を下回ったことから、世界経済の減速懸念が意識されて再び下落に転じた。金融株で売りが優勢だったほか、中国での販売不振が懸念される衣料大手のバーバリー・グループも6%近く下がった。

フランクフルト株式市場ではドイツ株式指数(DAX)が3営業日ぶりに反落し、前日比1.55%安で終えた。アップルの下方修正を受けて、半導体のインフィニオンテクノロジーズが4%超下落した。フランスでもアップル関連株といわれるSTマイクロエレクトロニクスが11%超下げ、仏株価指数CAC40は1.66%下がった。そのほかイタリア、スペインの株式相場も下落した。

欧州の株式相場は2018年の年間で13%下げるなど低迷が続き、年明けもさえないスタートとなっている。ただ市場関係者は一本調子で株安が進むとはみていない。英バークレイズ銀行の欧州エクイティ・ストラテジスト、エマニュエル・コー氏は「欧州株はやや割安になっており、米中貿易戦争などの不確実性はあるものの、緩やかに値上がりに転じる」と分析する。

ただコー氏の分析は英国が欧州連合(EU)と合意して円滑に離脱することや、いったん落ち着いたイタリアの財政問題が再燃しないことが前提になっている。米中の影響に加えて欧州政治の不透明感が増せば、欧州株の低迷が長引く可能性も否定できない。

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