2019年1月18日(金)

ウィーン氏の「びっくり予想」、米利上げなしや英EU残留

金融機関
北米
2019/1/4 3:55
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【ニューヨーク=宮本岳則】米投資会社ブラックストーン・グループ副会長で、米ウォール街の「ご意見番」として知られるバイロン・ウィーン氏は3日、年始恒例の「びっくり10大予想」の2019年版を公表した。米連邦準備理事会(FRB)が年内は利上げを実施せず、米国株は再び上昇基調に戻ると予想したほか、英国が再度の国民投票を経て欧州連合(EU)残留を決める可能性があるとした。

ブラックストーン・グループのバイロン・ウィーン副会長

ブラックストーン・グループのバイロン・ウィーン副会長

ウィーン氏によるびっくり予想の定義は、平均的な投資家が発生確率を3分の1程度とみるイベントで、ウィーン氏は5割以上と予想するものを指す。予想の公表は今年で34回目を迎え、市場参加者の注目度は高い。18年の10大予想のうち、中国による制裁圧力で、北朝鮮が核開発プログラム中止を表明したことや、為替のドル高傾向などが「的中」した。

19年版では米金融政策について、FRBが世界経済の減速を受けて年内は利上げを実施しないと予想した。FRBは12月、米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の中心シナリオを公表し、19年の想定利上げ回数を2回とした。市場の平均的な予想利上げ回数は1~2回。ウィーン氏の予想はこれらよりも少なく、FRBが利上げに慎重な「ハト派」色をさらに強めるとの見立てだ。

ウィーン氏のびっくり予想は株式に強気だ。19年の米国株については、米利上げ停止などが好感され、年間で15%上昇する可能性があるとした。中国・上海株も25%高を見込む。ウィーン氏は米中摩擦について「中国は経済への影響を心配し、トランプ氏は『勝利』を欲している。両者は取引をしたがっており、年前半にも合意に達する可能性がある」と語った。両者の合意は経済にプラスに働き、株高につながるとみている。

びっくり予想は混迷を深める英国のEU離脱問題にも言及した。ウィーン氏は期限の3月29日までに英議会がEUとの離脱協定を承認せず、離脱そのものが実施されない可能性を指摘する。メイ首相は国民投票を再び実施し、英国民は「EU残留」を決めると大胆に予想した。

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