2019年1月20日(日)

米製造業景況感、5.2ポイント低下 10年ぶり下げ幅

北米
2019/1/4 3:29
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【ワシントン=長沼亜紀】米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した2018年12月の米製造業景況感指数は54.1で、前月から5.2ポイント低下した。16年11月以来2年1カ月ぶりの低水準で、低下幅では08年10月以来約10年ぶりの大きさ。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(57.9程度)も大きく下回った。中国経済の減速や貿易戦争の激化が米製造業の景況感を押し下げた可能性が高い。

指数を構成する5つの個別項目すべてが低下した。特に「新規受注」が11.0ポイント低下の51.1と落ち込んだほか、「生産」も54.3で6.3ポイント低下した。「雇用」は56.2で2.2ポイント低下した。

同指数は50が景気の拡大・縮小の境目。12月の指数は依然として景気拡大を示しているものの、調査会社のパンセオン・マクロエコノミックスのエコノミストは「貿易戦争に中国経済の減速が加わって、深刻なダメージをもたらしている」と指摘。今後数カ月で貿易摩擦が解消されたとしても、製造業関連の指数は回復に向かう前にさらに悪化するとの見方を示した。

同指数は16年11月の大統領選挙後に上がり始め、18年8月には約14年ぶりの高水準となる61.3を記録したが、秋から下げ基調に転じた。足元では企業の設備投資が鈍化しており、鉱工業生産指数のうちの製造業生産の伸びもほぼ横ばいで、各地区連銀の製造業景況指数も下がってきている。

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