2019年3月20日(水)

最遠の天体は雪だるま形 NASA、鮮明な画像公開

科学&新技術
2019/1/3 16:43
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【ローレル(米メリーランド州)=共同】米航空宇宙局(NASA)は2日、無人探査機「ニューホライズンズ」が冥王星より先にある天体「ウルティマトゥーレ」に接近した時に撮影した、これまでより鮮明な画像を公開した。大小2つの球がくっついた雪だるまのような形で、探査機が訪れた中で最も遠い天体の姿が初めて詳しく明らかになった。

無人探査機ニューホライズンズが約2万8千キロの距離から撮影した太陽系外縁天体ウルティマトゥーレ=NASA提供・共同

無人探査機ニューホライズンズが約2万8千キロの距離から撮影した太陽系外縁天体ウルティマトゥーレ=NASA提供・共同

画像は天体に最も接近する30分前の米東部時間1日未明、約2万8千キロの距離から撮影した。天体の長さは約33キロとみられるという。直径約14キロと同約19キロの2つの球が互いに回りながら次第に距離を縮め、ゆっくりとくっついたらしい。

ウルティマトゥーレは海王星のさらに外側を回る多数の太陽系外縁天体のうちの一つで、46億年前に太陽系が形成された頃の痕跡をとどめているとみられる。チームは今回の探査で「タイムマシンのように太陽系の誕生にさかのぼれる」としており、今後続々と届くデータの分析を進める。

探査機は2006年に打ち上げられ、07年に木星のそばを通過、15年には冥王星に接近した。地球は太陽から1億5千万キロの軌道を公転しているが、今回接近したウルティマトゥーレは、その43倍の65億キロの半径で太陽の周りを回っている。

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