2019年9月19日(木)

米テスラの販売台数に減速感、減税縮小で値下げも
18年10~12月

2019/1/3 5:52
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【シリコンバレー=白石武志】米テスラは2日、2018年10~12月期の販売台数が9万700台だったと発表した。18年7~9月期を9%上回り四半期として過去最高を更新したものの、市場予想には届かなかった。19年から米政府によるエコカー普及促進のための減税措置が縮小されたのに伴い、米国で全3車種を一律2000ドル(約21万円)値下げしたことも明らかにした。

テスラはエコカー減税の縮小を受けて米国で全3車種を値下げした(米カリフォルニア州の同社工場)

米調査会社ファクトセットによると、18年10~12月期のテスラの販売台数の市場予想値は9万1310台。会社側が発表した実績値は市場予想を1%下回った。テスラが社運を賭ける量産車「モデル3」の伸び悩みが主な要因で、18年10~12月の販売台数は6万3150台と市場予想(6万5300台)を3%下回った。

モデル3の販売伸び悩みの理由について、テスラは現状では納車可能な地域が北米地域に限られ、中価格帯以上のグレードの車種を現金かローンでしか扱っていない点をあげた。19年2月から欧州や中国市場での納車を始めるほか、低価格グレードを追加しリース販売にも乗り出すことで「販売を拡大し続ける大きなチャンスが残っている」と説明した。

18年にテスラの米国市場での累計販売台数が20万台に達したことで、最大7500ドルだったテスラ車の購入者に対する米政府の税控除額が19年1月から3750ドルに半減した。テスラでは販売への影響を抑えるために2日から米国での販売価格を全3車種一律2000ドル下げた。

テスラでは難航していたモデル3の量産が軌道に乗ったことで、18年7~9月期の最終損益が8四半期ぶりに黒字に転換したばかり。モデル3の販売が市場の期待ほどには伸びず、値下げによって収益が悪化するとの懸念も広がり、2日の米株式市場でテスラ株は前営業日比7%安で取引を終えた。

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