円上昇、一時108円台 7カ月ぶりの高値水準
【ロンドン=中島裕介】祝日あけの2日のロンドン外国為替市場で円相場が上昇し、一時1ドル=108円台をつけた。2018年6月以来約7カ月ぶりの円高・ドル安水準になった。世界経済の減速が懸念されるなか、米連邦政府の一時閉鎖など経済の先行きへの不透明感も増しており、安全資産の円を買う動きにつながった。
同日発表の中国の民間調査、製造業購買担当者景気指数(PMI)が好不調の分かれ目となる50を割り込んだことも、運用リスクを回避する円買いの動きを後押しした。年明けで市場参加者が少なく、相場は変動しやすくなっている。
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