2019年5月26日(日)

資源国のコンゴ民主共和国、2年遅れの大統領選

2018/12/30 20:45
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【カイロ=飛田雅則】電気自動車の電池などに使うコバルトの世界供給で6割を占めるアフリカ中部の資源国、コンゴ民主共和国の大統領選の投票が30日、始まった。現職のカビラ氏が2016年に2期目の任期が切れた後も居座り、2年遅れの実施となった。

首都キンシャサで投票する女性=ロイター

野党の基盤の一部地域では投票が19年3月に延期されたが、選挙管理委員会は同年1月15日に最終結果を発表すると説明する。仮に野党に不利な結果となった場合、混乱が生じる可能性がある。

首都キンシャサなどの投票所では30日、投票を待つ有権者の行列ができた。カビラ大統領は01年に就任。同国憲法は大統領任期を連続2期までと定めるため、今回は出馬せず、腹心のラマザニ前副首相兼内務・治安相を後継者に指名した。同氏を当選させた後、23年の大統領選で再出馬を目指すとの見方が浮上する。

野党各党は当初、元石油会社幹部のファユル氏を統一候補に立てた。その後、最大野党党首のチセケディ氏も出馬したため三つどもえとなる。

ロイター通信はニューヨーク大学の研究グループが最近発表した世論調査で、ファユル氏の支持率が4割でトップだと報じた。だが、政権は治安の悪さやエボラ出血熱の流行を理由に、野党が強いコンゴ東部などで投票を19年3月に延期。それでも30日の投票をもとに同年1月15日に投票結果を発表、同月18日には新大統領の就任式を実施する方針を示している。

政府は国連の選挙監視団を認めず、野党は投じられた票が不正に操作されると警戒している。

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