東京駅で東北新幹線故障 ダイヤ乱れ、帰省客に影響

30日午前9時50分ごろ、東京駅を出発予定だった東北・山形新幹線「やまびこ・つばさ177号」で、非常ブレーキが解除できなくなる故障が起きた。JR東日本は177号を運休とし、詳しい原因を調べている。
故障した車両が、1時間半以上にわたって東京駅の23番線から移動できなかったため、列車の出発や到着に通常より時間がかかった。東北、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線が午後3時現在、約1時間20分遅れ、帰省客らに影響が出た。
東京駅は、混雑の影響で一部の新幹線ホームが入場規制された。ホーム下の通路では、床に座り込んで列車を待つ人や、駅員に運行情報を問い合わせる人の姿が目立った。
JR東によると、車両故障は、乗客が177号に乗り込み、運転士が出発前の動作確認をしている最中に起きた。
〔共同〕