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競馬実況アナ日記

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香港競馬実況が残した強烈な「インパクト」

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2019/1/5 6:30
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いまや毎年、1000万人を超える日本人が海外へ渡航する時代です。そんな時代に、日本から一歩も出たことがないまま30代半ばを迎えていた私。そんな私も2018年、競馬実況という仕事を通じて、人生初の渡航に至りました。そこで感じたことを、今回は書きつづってみたいと思います。

初の海外、アウェーを実感

18年4月、人生初の渡航先は「香港」。香港競馬の春の大一番で、日本馬も過去に4勝したクイーンエリザベス2世カップ(G1・芝2000メートル)当日に、17年まで翌週に行われていたチェアマンズスプリントプライズ(芝1200メートル)と、チャンピオンズマイル(芝1600メートル)が移設。国際G1レースが1日で3つ行われる「チャンピオンズデー」が創設されました。このうち、クイーンエリザベス2世カップは日本中央競馬会(JRA)が海外馬券発売を行うため、舞台の香港・シャティン競馬場での実況という大役を仰せつかったのです。

見るもの全てが新鮮だった(ハッピーバレー競馬場の夜間開催)

見るもの全てが新鮮だった(ハッピーバレー競馬場の夜間開催)

34歳にして人生初海外。国際線の乗り方も知りません。中継を担当するグリーンチャンネルのスタッフに同行させていただき、羽田から空路で香港へ到着したのはレース4日前の水曜日。そこからは初めて足を踏み入れた海外に興奮の連続でした。水曜夜に開催されるハッピーバレー競馬場、木曜朝の調教取材から枠順抽選会、金曜のレセプションパーティー、当日のシャティン競馬場。1レースから盛り上がる、日本と変わらないファンの方々の熱気。見るもの全てが新鮮な5泊6日の香港出張になりました。

初の海外実況はとにかく緊張したことしか覚えていません。8頭立てと少頭数だったクイーンエリザベス2世カップでも、スタートから気合が乗りすぎて、ゴール前は実況アナがいっぱいいっぱいのありさま。レース後は「アウェーで結果を出すことはこんなに難しいのか……」と、現実を思い知らされました。翌日、帰国する飛行機の機内で「もっと実力をつけて、12月にまた香港で実況したい」という願望が早くも沸き上がっていたほどですから、人生の中でも相当インパクトの強い出来事だったのでしょう。

アウェーで結果を出すことの難しさを実感(4月のクイーンエリザベス2世カップ)

アウェーで結果を出すことの難しさを実感(4月のクイーンエリザベス2世カップ)

自分の意図とは全く違う馬名が…

運よく願いがかなって12月、日本の競馬ファンにもすっかり定着した香港国際競走の現地実況のため、人生2度目の国際線に乗ることになりました。春と比べて印象的だったのは「国際色の豊かさ」。海外からの関係者、メディアの数も桁違いで、レース2日前のガラパーティーも驚くような規模でした。当日のシャティン競馬場も朝から場内を歩くのが大変なほどで、前年を上回る9万5000人以上が詰めかけた日曜日、香港競馬最大のイベントの熱気に圧倒されていました。

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