米デルが5年ぶり再上場、時価総額3兆8500億円

2018/12/29 11:14
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米IT(情報技術)大手のデル・テクノロジーズが28日、5年ぶりにニューヨーク証券取引所に再上場した。同日の終値は45.43ドルで、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると時価総額は約350億ドル(約3兆8500億円)。「トラッキングストック(子会社連動株)」と呼ぶ種類の自社株取得を通じて株式市場に復帰した。

デルはパソコン(PC)の受注直販モデルを確立し、1990年代に急成長した。ただ、世界のPC需要は2011年の約3億5千万台をピークに縮小。デルの業績も低迷し、13年に創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO)によるMBO(経営陣が参加する買収)を実施、非上場化した。

当時、デル氏は非上場化の理由について「経営の自由度を高めるため」と説明していた。実際、16年に米EMCを670億ドルで買収するなど企業向けの記録装置やソフトウエアへと事業領域を広げてきた。

ただ、同じくPC時代の雄だったマイクロソフト(MS)の時価総額は約7700億ドル。MSがクラウドや人工知能(AI)への投資を重ねて株式市場からGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)をしのぐ評価を集めているのと比べると差は大きい。

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