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男子100決勝進出の壁 山県亮太が挑む9秒8
HeatUp東京2020

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2019/1/5 6:30
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キプチョゲ、「2時間切り」に希望

休日は家族との時間や読書を愛する穏やかな性格の持ち主は、ロードに出ると驚異的なスタミナとスピードを誇る絶対王者へと変貌する。昨年9月のベルリンマラソンで2時間1分39秒という驚異的な世界記録を樹立。五輪2連覇がかかる東京に向け、エリウド・キプチョゲ(ケニア)は「もちろんリストに載せている。美しいレースを見せたい」とほほ笑む。

9月のベルリン・マラソンで2時間1分台の世界新を出した=ロイター

9月のベルリン・マラソンで2時間1分台の世界新を出した=ロイター

毎年、春と秋の2レースに焦点を定め、回復期から強度の高い練習までの1サイクルを計画的にこなす。「スタートラインに立つ時に自分が最高だと思えること。それが全て」。綿密な準備と自信を兼ね備えて走り出せさえすれば、あとは他人ではなく自分との勝負ということなのだろう。

「毎日、毎週の結果が勝利につながる」という言葉を走りで証明し続けてきた。14年以降のマラソンは9連勝中で、通算も11戦10勝と圧倒的な強さを誇る。過去の成功体験に拘泥して失速するという、アスリートが陥りがちな「法則」もこの男だけは例外だ。

ふるさとでは学校まで走って通い、16歳の時に今も指導を受ける元五輪選手、パトリック・サング氏と出会った。18歳で出場した2003年パリ世界選手権5000メートルで、当時の王者ヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)に競り勝って優勝。五輪のこの種目では04年アテネで銅、08年北京で銀を獲得し、13年にマラソンに転向した。

トラックで存分に培ったスピードをどうやって2時間持続させるか。サポートを受けるナイキと綿密なやりとりを経て生まれたのが、「厚底」シューズだ。反発がありながら疲労が残りにくい特徴を存分に使いこなし、17年には特殊な条件下ながら2時間0分25秒(非公認)をマークした。今やマラソンでの「2時間切り」を非現実的な目標と笑う者はいない。その可能性を誰よりも信じてきたであろう34歳は「まだ自分の限界を感じたことがない」と明確に語る。

「世界中の人に感動を伝えられるのでマラソンは好き。みんなに楽しんでもらいたい」。史上最強のランナーとして東京に挑む男は結果を残すだけでなく、レースを通して自らの生き方をも表現するつもりだ。

(鱸正人、渡辺岳史)

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