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阪神2歳G1、関西馬連勝 春のクラシックへ勢い

2018/12/29 6:30
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12月の阪神競馬の注目レースは朝日杯フューチュリティステークスと牝馬限定の阪神ジュベナイルフィリーズの2つの2歳G1(いずれも芝1600メートル)。今年は9日の阪神JFをダノンファンタジー(栗東・中内田充正厩舎)が、16日の朝日杯FSをアドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)が勝った。この秋のG1戦線で関東馬に押され気味だった関西馬だが、阪神の2歳戦では連勝を飾った。

アドマイヤマーズ(右)は朝日杯FSを勝った(16日)=共同

アドマイヤマーズ(右)は朝日杯FSを勝った(16日)=共同

阪神JFのダノンファンタジーは後方からレースを進め、最後の直線で前方にいた馬をまとめてかわしていった。「リラックスしてレースをしてくれた」と短期免許で来日中のイタリア人騎手、クリスチャン・デムーロは振り返った。

6月のデビュー戦は2着に敗れたが、2戦目で初勝利を挙げると、その次のG3のファンタジーステークス(京都芝1400メートル)で重賞初制覇を飾った。「レースをする度に成長している」と中内田調教師は語る。阪神JFは好走馬が翌年の牝馬クラシックでも活躍する出世レース。特にクラシック第1弾の桜花賞は同じ阪神芝1600メートルで行われる。同馬も桜花賞での好走に期待がかかる。

一方、朝日杯FSのアドマイヤマーズは3番手からのレース。単勝1.5倍と圧倒的な人気を集めたグランアレグリア(牝、美浦・藤沢和雄厩舎)が直前にいる絶好の位置取りだった。アドマイヤマーズは持続力のある末脚が武器。瞬発力勝負を嫌った騎手のミルコ・デムーロがゴールまで残り600メートルの地点より手前という早いタイミングで追い出すと、グランアレグリアをかわしていった。

デビュー以来、芝1600メートル戦ばかり4戦して4連勝でG1制覇。「頭の良い馬で後ろからでも前からでも競馬ができる。距離が延びても大丈夫。来年も楽しみ」とM・デムーロ。友道調教師も「来春は選択肢を広げていきたい。まずは皐月賞(G1、中山芝2000メートル)を狙いたい」と期待を語った。

朝日杯FSは2014年に中山から阪神に移設された。だが、阪神JFとは対照的に、移設後の勝ち馬で後にG1を勝った馬はいない。牡馬の場合、3歳のクラシックがすべて2000メートル以上で行われることもあり、1600メートルの朝日杯FSは近年、クラシックにつながらないレースとなっている印象だ。実際、勝ち馬が翌年の日本ダービー(G1、東京芝2400メートル)を勝ったのは、中山時代を含めても1993年のナリタブライアンが最後。アドマイヤマーズはジンクスを吹き飛ばせるか。

(関根慶太郎)

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