ライオン、一時9%高 52年ぶり新工場を好感

2018/12/27 21:00
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27日の東京株式市場でライオン株が買われ、一時前日比9%高の2309円と2週間ぶりの高値を付けた。26日の取引終了後、歯磨き粉の新工場を建設し2021年に稼働すると発表。52年ぶりとなる新工場で生産能力を高め、国内外に売り込む戦略が好感された。

終値は8%高の2284円で、上昇率は18年1~6月期決算発表の翌営業日である8月6日(10%高)以来の高さだった。

新工場は香川県坂出市に建設。手元資金から350億~400億円を投資し、歯磨き粉の生産能力を1.7倍にする。朝晩に加え昼にも歯磨きをする人が増えている。歯周病予防など高付加価値品の需要も高まる見込みで、オーラルケアで国内シェアトップの同社の成長期待が高まった。

アジア事業の拡大につながるとの見方も買い材料になった。楽天証券の香川睦チーフグローバルストラテジストは「可処分所得が増える中国や東南アジアで信頼性が高い日本製品の拡販余地は大きい」とみる。

QUICK・ファクトセットによると19年12月期の市場予想ベースのPER(株価収益率)は約30倍。国内で競合する花王(約25倍)より高く「割安感は乏しい」(大和証券の広住勝朗シニアアナリスト)。9月下旬に付けた上場来高値(2541円)に近づくと上値が重くなりそうだ。

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