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生物・数学・物理は正答3割台 大学共通テスト試行

分量の多さや考察形式が影響か

大学入試センターは27日、現行のセンター試験に代わって2020年度から始まる「大学入学共通テスト」について、11月に実施した試行調査の結果(速報)を公表した。平均正答率は5割程度を目標にしたが、生物、数学1・A、物理は3割台だった。問題の分量の多さや実験結果を基に考察する出題形式が難易度を上げたとみられ、今後詳細な分析を進める。

共通テストはセンター試験と同様にマークシート式問題が大半だが、国語と数学で記述式問題が導入される。「覚えた知識」よりも「知識をいかに活用できるか」を重視するため、複数の資料から情報を読み取る問題が多いのが特徴という。

試行調査は2回目で高校3年生ら約6万8千人が参加。入試センターは目標の平均正答率を5割程度に設定し、1回目よりも問題の分量を減らすなどした。今回の結果速報はマークシート式問題のみ。記述式の結果などは3月末にまとめるとしている。

平均正答率が高かったのは地理B60.02%、世界史B59.24%、英語(リスニング)59.09%。低かったのは生物32.63%、数学1・A34.54%、物理38.86%。国語は46.92%だった。

数学は複数の資料や会話文を提示して考えさせる問題が多く、入試センターは「問題の意味を理解するのに苦労した」とみている。理科も実験や観察、調査の結果から答えを導く問題で正答率が低かった。普段の授業で実験などの経験が少ないことが影響している可能性があるという。

今後は問題の分量を減らしたり問題は順を追って問うようにしたり、解きやすくする工夫を検討する。ただ、共通テストは思考力などを重視する国の教育改革の一環でもあり、入試センターの大杉住子審議役は「改革の重要性と現実の学力との間でバランスをとり、良いテストにしていく」と話している。

共通テストでは英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能を評価するため、入試センターが認めた民間検定試験も導入する。受験生は民間試験を4~12月の間、2回まで受けられる。英語は23年度まで従来型のマークシート式試験と併存し、24年度以降は民間試験に一本化する方向だ。

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