相場師強殺事件の2人の死刑執行 山下法相下で初

2018/12/27 9:53 (2018/12/27 12:03更新)
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法務省は27日、大阪市の投資顧問会社の社長ら2人が1億円を奪われた上、殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた河村(現姓岡本)啓三死刑囚(60)=大阪拘置所=と末森博也死刑囚(67)=同=の死刑を執行した。死刑執行は7月のオウム真理教の元幹部6人以来。山下貴司法相の就任後は初めて。未執行の確定死刑囚は110人になった。

死刑の執行について記者会見する山下法相(27日午前、法務省)

死刑の執行について記者会見する山下法相(27日午前、法務省)

確定判決によると、河村死刑囚らは共謀して、1988年1月、大物相場師と呼ばれた投資顧問会社「コスモ・リサーチ」(大阪市、解散)社長、見学和雄さん(当時43)と同社社員、渡辺裕之さん(同23)を同市内のマンションに拉致。現金を用意するよう脅して1億円を奪い、2人の首を絞めて殺害し、コンクリート詰めにして京都府内の山林に埋めた。

一審・大阪地裁は2人に死刑を言い渡し、二審・大阪高裁と最高裁も支持。2004年に判決が確定した。

山下法相は同日午前、記者会見し「誠に身勝手な理由から被害者の尊い生命を奪った極めて残忍な事案。慎重な上にも慎重な検討を加えた上で死刑の執行を命令した」と述べた。25日に執行命令書に署名したという。

法務省は7月にオウム真理教の松本智津夫元代表(麻原彰晃、執行時63)ら教団元幹部13人の死刑を執行しており、18年の死刑執行は15人となった。死刑執行の事実と人数の公表が始まった98年以降では最多だった08年に並んだ。

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