2019年8月18日(日)

豪北西部でガス生産始動 国際帝石が出資
19年のLNG国別首位に寄与

2018/12/26 18:09
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【シドニー=松本史】オーストラリア北西部沖で英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと国際石油開発帝石が出資する液化天然ガス(LNG)事業「プレリュード」のガス生産が始まった。豪州では7月末から国際帝石が主導する「イクシス」も稼働を始めており、両プロジェクトの寄与によって、豪州は2019年にLNG輸出量でカタールを僅差で抜き首位に立つ見通しだ。

生産を開始した「プレリュード」(国際石油開発帝石提供)

国際帝石が26日、発表した。プレリュードはシェルが67.5%を出資して主導し、国際帝石は17.5%を出資する。東京電力ホールディングス中部電力が出資するJERA(東京・中央)や、静岡ガスにもLNGの販売を予定する。

西オーストラリア州ブルームの沖合で、洋上でガスを液化する浮体式LNG生産・貯蔵設備(FLNG)によって生産する。豪州では初の洋上液化設備となり、年間の生産能力は360万トン。

プレリュードの生産開始により、豪州では合計10のLNGプロジェクトが稼働。生産能力は約8800万トンに達し、約7700万トンのカタールを大きく上回る。豪産業・技術革新・科学省は19年に豪州のLNG輸出が7700万トンとなり、カタールを上回るとの見通しを示している。

ただ、増産計画を進めるカタールに対して、豪州は今後数年間、大型のLNG設備が稼働する見通しはない。豪ウッドサイド・ペトロリアムが主導する「スカボロー」や米コノコ・フィリップスの「バロッサ」は最終投資決定前。生産開始は20年代と見込まれ、豪州の輸出首位の座は「数年」(豪政府)とされる。

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