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高橋大輔、自分らしさ貫いた現役復帰1年目

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2018/12/30 6:30
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24日まで行われたフィギュアスケートの全日本選手権で男子2位に入った高橋大輔(関大KFSC)。2019年3月20~23日にさいたま市で開催される世界選手権の代表入りは辞退したものの、自分らしく4年ぶりの現役復帰シーズンを終えた。

「精いっぱい楽しみたい」

純粋に好きという気持ちで競技に向き合うとき、人は強いものだ。「僕は結果を求められていないし、勝たなくてもいい。あと何十年もできるわけじゃないから、精いっぱい楽しみたいと思っている」。ショートプログラム(SP)を2位発進した後、高橋はこう話した。女子テニスの伊達公子さんが37歳で現役に復帰して、20代のころより生き生きとプレーし、マリア・シャラポワ(ロシア)らひと回り以上も若い選手に勝っていた姿を思い出した。

ジャンプにミスが出たが、高橋は高い演技構成点を獲得した=共同

ジャンプにミスが出たが、高橋は高い演技構成点を獲得した=共同

全日本のSPで2位に入り、「フリープログラムの最終グループに入る」という今季の目標は達成。その先のことまでは考えていなかったから、後は「思い切り全力でいこう」と、フリーで4回転トーループに跳んだ。結果は回転が抜けて3回転トーループに。大会の2週間前から4回転ジャンプの練習を始め、公式練習を見る限りその成功率は3割以下だった。銅メダルを取った10年バンクーバー五輪前のように「4回転の失敗は織り込み済みで、その後をノーミスで滑る」というトレーニングまではできていなかったようだ。

7つの要素があるジャンプのうち、6つでミスした初戦の近畿選手権大会ほどではないが、5つの要素でマイナス評価が出て「ふがいない」と高橋。フリーの技術点だけなら12位だった。調子は悪くなかったものの、「緊張感の中で4回転を跳ぶほど練習ができていなかった」と振り返った。

これだけミスをすれば、ほとんどの選手は気落ちしてプログラムの破綻は避けられないのに、高橋の演技構成点は88.50点。プログラムに4回転ジャンプを4つ入れて優勝した宇野昌磨(トヨタ自動車)と比べても1.42点差しかない。ステップシークエンスの得点は5.79点、コレオシークエンスは5.36点と、3回転フリップの基礎点(5.3点)よりも高い評価を得て、フリーは4位に入った。

「質は映像を見ないとわからないし、足にきたところもあったけれど、パッション、エナジー的にはまあまあ。試合としては悪くない。ここまでの3試合では一番かな」

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