捕鯨の町、脱退表明を歓迎 反対派の活動に不安も
和歌山県太地町

2018/12/26 10:31 (2018/12/26 11:50更新)
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政府が26日、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を表明したことについて、古式捕鯨発祥の地として知られる和歌山県太地町の三軒一高町長は「捕鯨で生計を立てている国内の漁業者を守るための大きな決断。高く評価したい」と歓迎した。同町の捕鯨関係者は、商業捕鯨再開に期待。反捕鯨団体による妨害活動を心配する住民もいた。

太地町で鯨肉の加工品を販売する男性(66)は「調査捕鯨が妨害を受けた年は鯨肉の在庫が足りないこともあった。商業捕鯨が再開されれば仕入れも安定するだろう」と期待。住民女性(73)は「捕鯨の町として活気を取り戻すきっかけになるかもしれない」と話した一方、「過激な反捕鯨活動が増えるのではないか」と表情を曇らせた。

県警公安課によると、反捕鯨活動がピークだった2013年度には約200人の活動家が町を訪れた。過去には鯨漁師のモニュメントが反捕鯨団体「シー・シェパード」の関係者に壊される被害もあった。県警幹部は「今のところトラブルは確認されていないが、事態を見守る必要がある」と話した。〔共同〕

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