児相「介入」強化を議論 厚労省の有識者検討会

2018/12/26 9:48 (2018/12/26 12:58更新)
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児童虐待防止に向け、児童相談所(児相)の業務の在り方を検討している厚生労働省の有識者検討会は26日、子どもの保護と支援を担当する部署を分けるなど、子どもを虐待の危険から保護する「介入」機能の強化を柱とする報告書案をまとめた。報告書の内容に基づき、来年の通常国会での児童福祉法改正を目指す。

配偶者への暴力で子どもがストレスを受ける「面前DV」への対応指針を策定することや、児相の全国共通ダイヤル「189」を虐待通告中心に運用し、他の相談とは番号を分けることも盛り込んだ。

児相には、介入のほか、子どもや家庭に寄り添う「支援」の業務がある。3月、東京都目黒区で両親から虐待を受けていた船戸結愛ちゃん(当時5)が死亡した事件では、児相職員が、保護者との関係構築を重視するあまり、安全確認に踏み込めなかったと指摘されていた。

報告書案では、介入と支援を担当する部署を分けたり、別の職員が担当したりすることなどを盛り込んだ計画を作成するよう都道府県に求める。

専門的な知見に基づいて対応できるよう弁護士や医師との協力促進や、保護に重点を置いた職員研修実施も提案。児相の業務を第三者が評価できるような仕組み創設や、中核市・特別区での児相設置を国が後押しすることも記載された。〔共同〕

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