2019年5月22日(水)

闇ウェブで脅威情報入手 警察庁、サイバー攻撃に先手

2018/12/26 9:36
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重要インフラ事業者や最先端技術を保有する企業をサイバー攻撃から守るため、警察庁が、インターネット上の「ダーク(闇)ウェブ」で、企業への攻撃やシステムの脆弱性に関わる脅威情報(スレットインテリジェンス)を事前に入手し、対策に役立てる取り組みを進めている。

今年2月に開催された平昌冬季五輪や2016年のリオデジャネイロ夏季五輪では、関係機関がサイバー攻撃を受けた。20年東京五輪・パラリンピックでも同様の事態が懸念されており、セキュリティー強化を図る。

警察庁によると、今夏、東京都内の情報セキュリティー関連会社と業務契約を結び、脅威情報の収集を始めた。

情報セキュリティー関連会社はダークウェブ上で、ハッカーが情報交換をする「ハッキングフォーラム」と呼ばれるサイトなどを調べ、脅威情報を見つけ次第、警察庁に連絡している。既に提供された情報を分析し、インフラ事業者など関係先に注意喚起したケースもあるという。

ダークウェブは一般的な検索サイトからたどり着けず、利用者の匿名性が非常に高い上、サイトの移り変わりが頻繁でハッカーの動向チェックが難しい。ハッキングフォーラムの追跡も困難で、セキュリティー会社はノウハウを駆使して見つけ出しているという。

ダークウェブは、違法薬物や児童ポルノの売買、マネーロンダリングの温床になっていると指摘されている。クレジットカード情報やサイバー攻撃のツールのダウンロードサイトなども出回っているという。〔共同〕

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