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正月ゴルフは新ルール ドロップは膝の高さから
編集委員 串田孝義

2018/12/27 6:30
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年納めのゴルフを終えて、次は正月ゴルフだと張り切る心意気はよしとして、2019年1月1日からゴルフの競技規則がまったく新しいものになることを忘れないように注意したい。

日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は「ゴルフの歴史の中で初めてというぐらい大きな変更。何十年もやってきて体にしみついたことを忘れなくてはいけない。当面はゴルフ場のあちこちで混乱が生じるのではないか」という。今回の規則改正はゴルフというスポーツのルール変更だ。しかも全世界一斉に実施。年明けゴルフをハワイでする人、国内で「寒稽古」に出かける人、等しく従う必要がある。

直立して腕を伸ばし肩の高さから球を落とす現状の方法は、1月1日から間違いになる=AP

直立して腕を伸ばし肩の高さから球を落とす現状の方法は、1月1日から間違いになる=AP

ここではドロップする際の球の高さの変更を挙げてみる。男子ゴルフの石川遼選手会長も「うっかり(以前のやり方で)やってしまうかもしれない」というものだ。同伴プレーヤーから間違いを指摘され、正月早々、コースで赤面する事態を避ける一番の変更点といえそうだ。

打球が池に入った場合、カート道路など動かせない障害物の救済を受ける際などで行われるドロップでは、球を落とす高さが「肩」から「膝」へと低くなる。直立して腕を伸ばし肩の高さから球を落とす現状の方法は間違いとなる。正しく膝の高さでやり直せばよいが、間違いに気づかずそのまま球を打ってしまったら1罰打。

ドロップの高さを低くするのは、落とした球が大きく転がってやり直しとなるのを防ぎ、プレー進行を早めるのが狙いだ。その意味では、これまでの習慣でつい誤り、もう一回とドロップを繰り返すようでは本末転倒となってしまう。

ドロップは基点から1クラブレングスの半円、4分円状(状況による)の救済エリアを設定して行う。そのクラブレングスを計測するクラブは「パターを除く最も長いクラブ」と明確に定義された。大半のゴルファーにとっては事実上、ドライバーだ。これまで長尺パターを使っていた人は注意を要する。

時短を主眼に置き、どちらかといえばゴルフ初心者にもわかりやすく、やさしくなったルール変更。バンカー内の球に対するアンプレヤブルの処置として、バンカー外のピンに近づかない後方線上の場所に2罰打でドロップすることができるようになる。「そのプレーを選択するプロはおそらくいないはず」(倉本会長)だが、はたしてどうなるか。

逆にプロのツアーではごく日常の風景となっている、キャディーが後方に立って選手の構えの方向をチェックする行為はペースアップのため禁止だ。紛失球と判断するまで捜す時間は5分から3分に短縮される。男子ツアーはさっそく1月17~20日、開幕戦のシンガポールオープンを控えており、試合用のルール確認作業を急いでいる。

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