宮崎知事 河野氏3選、人口減 問われる具体策

2018/12/25 16:00
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23日投開票の宮崎県知事選で3選を果たした現職の河野俊嗣知事(54)が25日初登庁し、「皆さんと対話と協働し、先頭に立って県政発展にまい進する」と県職員に決意を語った。人口減にどう取り組むか、リーダーシップが試される。

知事選から一夜明けた24日、会見する河野俊嗣氏(宮崎市の河野俊嗣事務所で)

1期目は口蹄疫(こうていえき)からの復興、2期目は県経済を安定軌道に乗せるなど堅実な手腕が評価されたが、今回は県政を分けるような争点がなかったのも事実。河野氏の信任投票の色合いが強かった。

投票率は33.9%と前回を10.84ポイント下回り、過去最低を更新。24日の会見では「投票率が低かったのは残念」と硬い表情で語った。得票率は対立候補を圧倒したが、得票数は前回を約6万票下回った。

公約の人口減少対策は地方共通の課題。宮崎県の人口は1996年の約117万7千人をピークに減少、10月は108万人(推計値)を割った。高卒の若者が進学や就職で県外に出ているのが目立つ。河野氏は「若者の県内就職や県外からの移住・定住を促し、成長産業や地域経済をけん引する企業の育成などの産業振興に取り組む」と話すが具体的策に乏しく、踏み込んだ政策が必要だ。

官僚出身で利害調整は定評があるが、地元経済界には「もっとリーダーシップを発揮してほしい」との声も。3期目を全うするだけでなく、その先も見据えた長期ビジョンが求められる。(宮崎支局長 鈴木豊之)

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