2019年6月20日(木)

富士通、速度100倍の第2世代専用機 サービス開始

2018/12/25 14:25
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富士通は2018年12月21日、組み合わせ最適化問題を解く専用コンピューター「デジタルアニーラ」の第2世代品の計算機能を提供するクラウドサービスを始めた。18年5月に発売した第1世代品に比べて処理速度は100倍に、扱える問題の最大規模は8倍にそれぞれ向上。工場の生産ラインの最適化や創薬の分野などで、これまで難しかった大規模な分析ができるようになるという。

デジタルアニーラ本体(左)と専用LSIであるDAU(右)

デジタルアニーラ本体(左)と専用LSIであるDAU(右)

搭載する専用の大規模集積回路(LSI)「DAU(デジタル・アニーリング・ユニット)」の性能を拡張した。具体的には、組み合わせ最適化問題で扱える要素の数を示すビット数を最大8192ビットに増やしたほか、要素間の結合の強さを最大64ビット(1845京諧調)で細かく表現できるようにした。第1世代品ではそれぞれ1024ビットと16ビットの性能だった。問題に応じて計算に必要なパラメーターを自動で調整する機能も備えた。

富士通はデジタルアニーラについて第一世代品からクラウドサービスで提供してきたが、19年2月に本体の販売に乗り出すと同日発表した。オンプレミス(自社所有)環境で運用したい顧客の要望に応える。クラウドサービスの利用料と本体の価格はともに個別見積もり。22年度までにデジタルアニーラ事業で1000億円の売り上げを目指している。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 増田圭祐)

[日経 xTECH 2018年12月21日掲載]

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