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豚コレラ8千頭規模処分へ 岐阜の養豚場、陸自派遣

(更新)

岐阜県は25日、同県関市の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。県内の飼育施設での感染確認は6例目。養豚場では2例目で、大規模農場に感染が広がった。県は同日、これまでで最多だった1例目の約550頭をはるかに上回る8千頭規模の殺処分を始めた。

飼育施設で6例目、官邸に情報連絡室

政府は25日、首相官邸危機管理センターに情報連絡室を設置。菅義偉官房長官は記者会見で「農林水産省と関係省庁、自治体が協力して移動制限など円滑な対応を行い、まん延防止に全力で取り組んでいる」と述べた。

大がかりな防疫作業が必要となり、古田肇県知事は一連の豚コレラ対応で今回初めて陸上自衛隊に災害派遣を要請。第10師団(名古屋市)は養豚場に部隊を派遣した。殺処分された豚を豚舎から運び出し埋める作業に加わる。

防疫作業は1月3日までに完了へ

県は養豚場での飼育頭数について、25日に生まれた豚や殺処分した分も含めて7861頭と発表した。今後も増える見通し。県によると、23日の出荷前の検査で1頭から異常が見つかり、県の遺伝子検査で25日、この豚を含む計2頭から陽性反応が出た。国の検査で確定し、ウイルスの型はこれまでと同じだった。22日まで出荷していた豚の検査で問題はなかったという。

場内の全頭の殺処分は28日までに、死骸の埋却や施設の消毒といった防疫作業は1月3日までに終えるとしている。

県は、養豚場から半径10キロ圏内で豚の出荷などを禁じた。対象は3農場約1800頭で、関市内の食肉処理場も事業を停止した。

イノシシ向けワクチン検討

豚コレラは、岐阜市の養豚場で9月、国内で1992年以来となる感染が判明して以降、県畜産研究所などで相次いで発生。野生イノシシの感染も広がっており、同県川辺町の山中で見つかった1頭の感染が新たに確認され、同県で計80頭となった。愛知県でも1頭発見されている。

岐阜県議会は豚へのワクチン接種も検討するよう国に求める意見書を可決したが、農水省は輸出に影響するとして否定的な見解を示している。ただ同省は25日、イノシシ向けの経口ワクチン使用の検討を始めたと明らかにした。野生イノシシを介した感染拡大の防止が狙いで、効果や使用方法を調べる。

〔共同〕

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