2019年3月21日(木)

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宇野、気迫の3連覇 ケガに負けず「自分信じた」

2018/12/24 23:28
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宇野はフリーも1位となり、合計289.10点で優勝した=共同

宇野はフリーも1位となり、合計289.10点で優勝した=共同

前日の練習は休み。この日の朝の公式練習でもジャンプはほとんど跳ばず、跳んでもどこかをかばうような危なっかしい着氷ばかりだった。

「SP当日の練習直前のウオーミングアップで強く右足をひねった。練習を終えてからすごく痛み出した」。前日は病院で磁気共鳴画像装置(MRI)をとり、ねんざと診断された。「だったら悪化しても、選手生命にはかかわらないな」と出場を決めた。

調子がいいと、考え過ぎて逆に不安になってしまうが、「ケガという一番大きい不安があったので、ほかの感情が湧かず、自分を信じられた」。4つ入れた4回転ジャンプは1つは3回転になり、1つは手をついたが、残り2つはきれいに成功。演技後は小さくガッツポーズを決めた。

「思ったより痛くて、どうしようかなと思ったけれど、いつも通りの演技ができた。淡々と(全日本)3連覇するよりもうれしい」と、満足そうな笑顔を見せた。

ケガした直後は歩けない状態で、周囲は棄権させたかったようだが、宇野は「やります」としか言わなかったという。樋口美穂子コーチは「どうしてそんなに出たいの?」と聞いたら、「僕の生き方」と答えられ、説得を諦めたそうだ。

「どの試合も休みたくない。特に全日本は僕にとってそれだけ大きい。プライドですかね。地上を歩けるなら試合に出たい」と、宇野は照れ笑いする。

強行出場したおかげで、憧れの高橋と一緒の表彰台に立つことができた。「ケガで頭がいっぱいで、いつの間にか試合が終わっていた」と苦笑い。また一緒に戦える機会があったら、次は堪能したい。(原真子)

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