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イスラエル、4月初めに総選挙へ 連立与党が合意

【カイロ=飛田雅則】イスラエルのネタニヤフ首相の報道官は24日「(2019年)4月初めに総選挙を実施する」とツイッターで発表した。19年11月までに実施予定だったが、大幅に前倒しする。ネタニヤフ氏はパレスチナ自治区ガザで発生した衝突への対応で激しい批判を浴びていたが、世論は落ち着きつつあり、有利な形で選挙に臨めると判断したもようだ。

報道官は「連立与党の党首たちは満場一致で議会の解散を決めた」と表明した。11月中旬以降、選挙前倒しの動きが高まっていた。ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの衝突がきっかけだ。ハマスと事実上の停戦を結んだネタニヤフ氏の対応をめぐり、当時は連立与党だった極右「わが家イスラエル」党首のリーベルマン氏が批判し国防相を辞任し、連立からも離脱した。

ネタニヤフ氏の連立政権は議会の定数120の半数を1議席だけ上回る61議席となり、脆弱な政権運営を強いられてきた。ネタニヤフ氏は「弱腰」との批判を避けるため、トンネルを通じたレバノンの武装組織の攻撃を阻止する作戦を開始。強硬姿勢を示すことで支持を回復させ、選挙のタイミングを探ってきた。

イスラエル警察は12月初旬、通信大手に便宜を図った見返りに、同社傘下のニュースサイトで好意的に報じるように求めたとして、ネタニヤフ氏と夫人を起訴するように検察に勧告した。起訴勧告は3件目だ。

ネタニヤフ氏は首相に返り咲いた09年以降、政権を維持している。汚職疑惑はあるが、与党内には同氏に代わる有力な政治家がおらず、世論調査でも同氏が率いる右派政党リクードは現有議席をほぼ維持するもようだ。

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