羽生前竜王の原点が閉所 腕を磨いた将棋クラブ

2018/12/24 21:14
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少年時代の羽生善治前竜王(48)が腕を磨いた「八王子将棋クラブ」(東京都八王子市)が24日、40年余の歴史にピリオドを打った。経営者の八木下征男さん(75)は「多くの人に支えられ、いい思い出ばかり。幸せでした」と振り返った。

少年時代の羽生善治前竜王が腕を磨いた「八王子将棋クラブ」。閉所には大勢の将棋ファンが詰めかけた(24日午後、東京都八王子市)=共同

八木下さんは1977年、会社を退職。「将棋ファンが楽しめる場所をつくりたい」という思いから同クラブを開いた。翌78年、小学2年生だった羽生前竜王が訪ねてきた。八木下さんは「筋が良く、来るたびに強くなった。将来、名人になるのでは……」と非凡な才能を感じていたという。

"原点"で鍛えた羽生前竜王は85年にプロ棋士となり、数々の歴史を塗り替えた。その活躍に刺激を受け、幼い頃の阿久津主税八段、中村太地七段らが集まってきた。巣立ったプロ棋士は10人を超える。

羽生前竜王は23日に姿を見せ、指導対局などを行ったという。八木下さんは「羽生さんとの出会いは運命的だった。最高の思い出。羽生さんがいたから40年も続けられた」としみじみと話した。

〔共同〕

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