2019年3月21日(木)

インドネシア津波、死者370人超に 火山噴火が原因

東南アジア
2018/12/24 11:44 (2018/12/24 22:38更新)
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシア西部のスンダ海峡で22日夜に発生した津波で、インドネシア国家災害対策庁は24日、死者が373人になったと発表した。けが人は1459人、行方不明者も128人になった。津波発生前に大きな地震などは発生しておらず、ジャワ島西部沿岸のリゾート地などを津波が突然襲ったため被害が拡大した。同庁などが行方不明者の捜索を続けている。

同庁などによると、津波は22日午後9時27分(日本時間午後11時27分)ごろ発生。ジャワ島西部バンテン州やスマトラ島南部ランプン州の沿岸などで最大2~3メートルほどの津波が押し寄せた。この津波でジャワ島西部の海岸を中心に多数の死傷者が出た。日本人の被害は確認されていない。

インドネシア気象当局は津波の原因について、スンダ海峡にある火山島、アナク・クラカタウ山が噴火して海底で地滑りが起こり、津波を引き起こした可能性が高いとみている。津波発生直前に大きな地震はなく、突然津波が押し寄せたため、避難が間に合わず大きな被害が出た。

インドネシア・バンテン州で津波の犠牲者の名簿を見て泣く女性(23日)=ロイター・アンタラ通信

インドネシア・バンテン州で津波の犠牲者の名簿を見て泣く女性(23日)=ロイター・アンタラ通信

ジャワ島西部の海岸沿いは地元の観光客に人気のリゾート地となっていて、ホテルなど観光施設が多く立ち並ぶ。約70のホテルなど宿泊施設や600以上の家屋が全半壊した。クリスマス前の連休で多くの家族連れなどでにぎわっていた。

ジャワ島西部のリゾート地、タンジュン・レスンでは国営電力PLNの社員旅行で同社社員や家族ら約260人が集まっていた。海岸そばでバンドの生演奏を聴いているときに津波の被害にあい、同社社員ら約130人が死傷した。

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