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マティス国防長官 辞任2カ月前倒し トランプ氏表明

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は23日、2019年2月末を予定していたマティス国防長官の辞任の時期について、1月1日に2カ月間前倒しする考えを明らかにした。同日付でシャナハン国防副長官を国防長官代行に充てる人事をツイッターで発表。マティス氏の辞表が自らへの批判として報じられているのを不満に受け止めた対応とみられる。

マティス氏が当初、辞任のタイミングを2月末としていたのは、米議会の承認が要る後任への移行に十分な時間を確保するためと説明していた。ただ、複数の米メディアによると、同盟国重視などを訴えたマティス氏の辞表が自らに批判的な内容だったとして各種メディアに報じられ、トランプ氏は次第に怒りを増幅させていったという。

マティス氏に23日に前倒しを通告したのもトランプ氏ではなく、ポンペオ国務長官だった。米紙ワシントン・ポストによると、トランプ氏はここ最近、マティス氏の存在は不要なうえ国防長官の職は周りが考えるほど重要ではないなどと周辺に漏らしていたという。

トランプ氏は22日、イラン政策を巡る意見の相違でオバマ前大統領から中央軍司令官を解任されたマティス氏の国防長官起用を「(名誉)挽回のチャンスを与えた」などとツイート。同氏への不満をにじませていた。

シャナハン氏は米航空機大手ボーイングの上級副社長から国防副長官に転じた。トランプ氏は「彼は副長官やボーイング時代に多くの偉業をなし遂げた」と称賛した。トランプ氏は後任選びをこれから本格的に進める。

マティス氏の辞任のきっかけはトランプ氏が独断で決めたシリアからの米軍撤退だった。国防総省内ではマティス氏に続いて高官が辞任するとの観測も浮上しており、米国の安全保障政策に支障を来す可能性がある。米政府内では、シリアの過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に関する有志国連合の調整役であるマクガーク米大統領特使が決定を不服として辞任を決めている。

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