2019年4月22日(月)

エアアジア、ガルーダと提携協議 インドネシア事業で

2018/12/21 22:00
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【ジャカルタ=鈴木淳】東南アジアの格安航空会社(LCC)大手、エアアジアは21日、インドネシア国営のガルーダ・インドネシア航空と業務提携の協議を始めたと発表した。インドネシアのLCC事業で協力を検討する。エアアジアは東南アジアのLCCの雄だが、同国の国内線では伸び悩んでいた。料金競争も厳しく、コスト削減のため他社との連携を探る。

ガルーダのアスカラ社長は21日、日本経済新聞などに「詳細はまだだが、提携協議を始めている」と明らかにした。これを受け、エアアジアも同日、インドネシアの現地法人を通じて「両社の強みを生かすための提携の可能性を模索している」と表明した。協議は「初期の段階」としている。

エアアジアの現地法人はジャカルタ―バリ島路線などの国内線を運航している。ガルーダもLCC子会社のシティリンクが主に国内線を運航する。アスカラ氏は「エアアジアは国際線に強く、シティリンクは国内線に強い。(提携の)機会を探っていく」と述べた。エアアジアとガルーダは販売面での提携や共同運航、運航スケジュールの調整などを検討する。

両社の提携協議の背景には、インドネシアの航空市場でLCCを主体とするライオン航空グループが存在感を増していることがある。調査会社のCAPAによると、同国の国内線シェア(2017年)はライオンが51%と過半を占める。ガルーダは33%で2位、エアアジアは2%で4位だ。

インドネシアでは航空市場が急拡大する一方で料金競争も激しく、航空業界を取り巻く環境は厳しい。ガルーダの1~9月期の最終損益は1.1億ドル(120億円)の赤字だった。エアアジア・インドネシアも同時期に6386億ルピア(約48億円)の赤字だった。

ガルーダは11月、国内線3位のスリウィジャヤ航空を事実上吸収するなど首位奪還を目指しており、エアアジアとも組むことで一層のシェア拡大を狙う。

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