豪、LNG輸出カタール抜き世界首位へ 2019年に
豪政府予測

2018/12/21 18:45
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【シドニー=松本史】オーストラリアが2019年、液化天然ガス(LNG)の輸出でカタールを抜き、世界首位になる見通しとなった。豪政府が21日公表した報告書で明らかにした。国際石油開発帝石が主導し、7月末に稼働を始めたLNG事業「イクシス」などが寄与する。ただ僅差で2位となるカタールも増産計画を進めており「首位の座にあるのは数年」(豪政府)とみられる。

「イクシス」のプラント(豪北部ダーウィン)

豪産業・技術革新・科学省の資源エネルギークオータリー12月版によると、19年の豪州のLNG輸出量は7700万トンに達し、ほぼ同量の生産能力を持つカタールをわずかに上回る見通しだ。豪州は18年にも世界首位になると見込まれていたが、イクシスの稼働が遅れたことなどから19年にずれ込んだ。

豪州はイクシス(生産能力890万トン)や、数カ月内の生産開始を見込む英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル主導の「プレリュード」(同360万トン)などにより、生産能力は近く8800万トンになる。報告書によると、豪州のLNG輸出量は、17年度(17年7月~18年6月)が6170万トン、18年度は7490万トン、19年度には7830万トンを見込む。

生産能力は装置がフル稼働した場合に液化できるガスの量を指し、実際の生産量と乖離(かいり)する場合もある。

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