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国内REIT型投信、分配金健全度が改善(投信観測所)

2018/12/27 12:00
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国内の不動産投資信託(J-REIT)に投資するファンドに持ち直しの動きがみられる。QUICKが分類するファンドタイプ別のパフォーマンスをみると、国内REIT型ファンドの1年リターンは11月末時点で約12.1%となった。国内REIT型への資金流出超過は続いているものの、超過額は減少する傾向にある。

J-REITの総合的な値動きを示す東証REIT指数(配当込み)は過去最高値圏で推移している。国内の低金利環境が長期化するなか、分配金利回りが平均4%以上と相対的に高い利回りに着目した買いが活発化した。オフィスの空室率低下や賃料上昇が続くなど好調な不動産市況に加えて、米中貿易摩擦の影響を受けにくい国内資産として買い安心感も広がったようだ。

国内公募の追加型株式投信(除く上場投信)で純資産総額(残高)上位10位までの国内REIT型ファンドについて運用実績などを調べたところ、1年リターン(分配金再投資ベース)はすべて10%超と好調だった。なかでも、「DIAM J-REITオープン(毎月決算コース)(愛称:オーナーズ・インカム)」は13.3%の上昇となった<図表1>

国内REIT型の資金流出ペースは鈍りつつある。金融庁が運用実態より高い分配金を出す毎月分配型の積極的な販売に難色を示したのをきっかけに、国内REIT型の資金流出入額は2017年4月から17カ月連続でマイナスだった。一方、足元では毎月分配型の資金流出は一服し、18年9月はわずかだが全体でプラスに転じた<図表2>

底堅いJ-REIT市場を背景にファンドの過去1年の分配金健全度は改善している。分配金健全度は1年間に支払われた分配金に占める普通分配金の割合で算出した。運用により生じた収益から支払われる普通分配金の比率が高く、100%に近いほどファンドの健全性が高い。

分配金健全度が89.5%と最も高かったのは「MHAM J-REITインデックスファンド(毎月決算型)(愛称:ビルオーナー)」だった。1年前の12.5%から大幅に向上した。分配金健全度が49.0%と最も低い「新光J-REITオープン」は、11月の決算で1万口あたりの分配金を70円から40円に減額した。変更は「長期的に安定した収益の確保と投資信託財産の成長を目指すため」としている。

ただ、上位10ファンドはいずれも分配金健全度が100%に届くものがない。受け取る分配金の一部は、元本を取り崩して払い戻される特別分配金(元本払戻金)となるので、留意しておく必要がある。

(QUICK資産運用研究所 戸崎志賀)

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