視力1.0未満割合が最悪、高校生67% 虫歯と肥満は減少

2018/12/21 17:18
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裸眼の視力が1.0未満の高校生の割合は3人に2人の67.09%に上り、過去最悪となったことが21日、文部科学省の2018年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。小学生も過去最悪だった前年度からさらに増加し34.10%。一方、虫歯の割合は中高生で最も少なくなり、肥満傾向児の割合も長期的な減少傾向が続いた。

文科省によると、視力1.0未満の割合は、幼稚園では4人に1人の26.69%、中学生で半数以上の56.04%となるなど、加齢により上昇。どの学校種でも統計を取り始めた1979年度以降、増加傾向が続いている。視力0.3未満の割合は中学生で25.54%、高校生で39.13%に上った。

文科省は「スマートフォンの普及や携帯ゲームの人気などで、子供が近くで物を見る時間が増えていることが背景にあるのではないか」としている。

一方で、虫歯の割合は幼稚園や小中高校の全学校種で前年度より下がり、35.41%の中学生と45.36%の高校生は過去最低となった。口腔(こうくう)ケアに対する意識の高まりや学校の保健指導の充実が要因という。

身長別標準体重から算出した肥満度が20%以上の肥満傾向児の出現率を学年別にみると、男子は高1の11.01%、女子は小6の8.79%が最も高かった。学年によって前年度からの増減はあるが、総じて減少傾向が続いている。東日本大震災以降、運動不足などで肥満傾向児が増えた福島県も目立った増加などはなかった。

今回の調査では、鼻・副鼻腔(びくう)疾患の小学生は13.04%、高校生は9.86%となりこれまでで最も多かった。耳疾患を持つ小中学生や、アトピー性皮膚炎の中高生もそれぞれ過去最多となり、文科省は「はっきりとした要因は不明だが、アレルギー体質の子どもが増えている影響が考えられる」と分析している。〔共同〕

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