防衛費、5.26兆円で最大 5年連続

2018/12/21 20:00
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2019年度予算案の防衛関係費(米軍再編経費含む)は過去最大の5兆2574億円になった。18年度比1.3%伸びた。7年連続で増え5年連続で最高を更新した。陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」など米国製の高額装備品が目立つ。巨額の対日貿易赤字を問題視するトランプ大統領への配慮がある。

イージス・アショアは2基の取得関連費として1757億円を計上した。早期警戒機「E2D」は9機1940億円で取得する。防衛省は概算要求段階で2機の取得を求めていた。まとめ買いすることで価格を下げる効果を見込む。最新鋭ステルス戦闘機「F35A」は6機681億円で購入する。

日本政府が米政府から直接契約して調達する有償軍事援助(FMS)による調達額は契約ベースで7013億円。14年度比で3倍以上に増えた。

護衛艦「いずも」型を改修する事実上の「空母化」に向けた調査費7000万円を盛り込んだ。新たな防衛計画の大綱で重視している宇宙、サイバー、電磁波を扱う電子戦などへの対応にも手厚く振り向ける。

18年度2次補正予算案も過去最大の3998億円を積んだ。F35Aの購入費を前倒しで支払う。当初予算の総額を抑えるため緊急性の乏しい事業を補正に計上する傾向が強まっているとの指摘がある。

政府は19~23年度の中期防衛力整備計画(中期防)で5年間の防衛費の総額を、米軍再編経費を除いて27兆4700億円と定めた。調達改革などのコスト削減で25兆5000億円を目指し19年度からの年平均の伸び率の目安を1.1%とする。

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